就活・転職での自己分析の正解とは
初めての就職活動や
転職活動の時って
履歴書やエントリーシートに
自分についてまとめないといけなく、
そのために
「自己分析」と大袈裟に称して
自分のことを振り返りますよね。
それで本当に仕事選びが
成功するのか否かは
わからないものなのに。
でも必死にやりますよね。
正解がないから自己満足で
やった気にもいちおなって
それから書類書き始めますよね?
ぼくは正しいやり方がある
ということに、就職活動が
終わってみるまで気がつきませんでした。
その「解」が自分らしい働き方となるような「問い」を生み出す行為が自己分析
もっと先にこのことに
きづけていればと後悔したので、
これから活動をひかえている人に
しくじり先生風に僕のエピソードに
のせて、その極意や気づきをお伝えします。
- 就活・転職での自己分析の正解とは
- 就活時代にあみ出した自己分析方法
- 「問い」を生み出す自己分析のやり方・手順
- 自己分析を本気でじっくりやった結果…
- 自己分析の目的と効果とは
- まとめ:就活-自己分析経験で得た気づき
就活時代にあみ出した自己分析方法
分析(客観視)でなく、納得(直視)する行為
SEASON 1 (新卒編) エピソード 00
2004年秋 部活も引退し、
ユニフォームがチャコールグレーのスーツになる。
時代は就職氷河期。
その終焉がわずかに見えるかも、
といった時代感。
しかし僕らは終焉どころか
ド真ん中にいる感覚で、
毎日企業説明会のハシゴから
夜はエントリー文章の下書きや会社研究。
キャンパスでの挨拶は
「シューカツ ドウ?」
みんな必死だったのを覚えている。
ぼくは当時から
- 「やりたいこと」って一体なんなんだ?
- 自分はどうなりたいんだ?
- 社会に出るってどういうことなんだ?
こんなモヤモヤから早く脱したく、
とにかく会社まわりし、
ネットで調べまくる内に
「コレだ!」と思えるものに
出会えるだろうと
人並みにシューカツをやっていた。
が、全然ビビッとこず、
気晴らしに後輩の部活に顔だしたり…
サーフィンしたり…
○○したり… …
次第に活動ペースは
氷河期の学生とは
思えない量に落ちていき、
時はあっという間に過ぎ去った。
結局、
ドアノブ会社とイベント会社から
夏に内定をいただいたが、
当初のモヤモヤ(自問)が
晴れた感じはいっさいなかったので
…辞退。
再びリクナビの検索欄とにらめっこを続けた。
リクナビなどは
いろんな条件検索ができたし、
大学の就職支援課も使ってみたし、
自己分析とやらもたくさん試した。
性格診断みたいなサービスも。
どれも結果を見ては
なんだかなぁ……。
ってなりながら。
そのうち自己分析について
ある点に気が付いた!!
自分にたてる「問い」を
世間の言う 「お題で」考えても
答えは絶対に出ない
ということだ。
よく自己分析シートとか
なんとか診断ツールとかありますが、
・あなたの強みを洗いだそう
・好きなもの/ことを洗いだそう
・一番の成功体験を挙げてみよう
・リーダーシップの経験をまとめてみよう
……
こういった類いは、
自分を客観視するためのものだと思うけど、
ぼくはぼくの内面ともっと対話しなきゃいけない気がした。
ぼくを外から見ただけでは
ぼくの真の熱意や好奇心
なんかみえるはずがない。
なぜかそういう確信が強かった。
だからこんなことをしてみた。
「問い」を生み出す自己分析のやり方・手順
◆産まれてから今までの感情の動きをジェットコースターみたいに年表上にグラフ化。
┗プラスでもマイナスでも高ぶったか揺さぶられなかったかのアップダウンをただ曲線で上下させるだけ。
↓
◆出来事とセットで発生した感情の種類名を曲線上に書き込む。
┗当時の写真や持ち物を並べて感情を再現しながら。「喜び」「ブチ切れ」「うっとり」「無念」「再燃」「超歓喜」とかとか書きこんでました。(ひとによってここは全然違うとおもいます。受験合格進学という出来事に対して、当時は「歓喜」だったのか滑り止めしか合格せず「残念」となっていたのか皆違いがあるはずです。)
↓
◆俯瞰して、高ぶりの大きい地点の感情の種類は何が多いか。そう感じた地点の出来事たちや各地点での自分の行動や言動に共通点はあるのか。洗い出してみる。
┗例えば、曲線が上に来る時は「歓喜」「達成感」「落胆」が多いが、いつもその出来事の時は集団で同じ目標を志す仲間がいるという共通点があるなぁ、などといった考察。
↓
◆結果、「何をしている時の自分が好きか?」
過去の写真見ながらなんてどんだけ自分のこと好きなんだ!?
恥ずかしい。めっちゃ主観的だけと。。
でもそれが良かった。
「何をしている時の自分が一番好きか」
「どんな状態の自分が一番好きか」
こう問いをたてることができたからだ。
この時、すっごく気分がひらけたのを覚えている。
(今なら年表みたいな可視化分析も一般的な手法でしょうけどねw)
ただ、その「解」については
焦って出してしまったなと
今ではわかります。
★★★
この「何をしている時の
自分が好きか?」という
問いへの答えになんと僕は
"海を感じている時" !!
と、ドヤ顔でいたのです。
すかさず、
リクナビの検索窓口に〔海〕とだけ入力し、
ヒットした会社で、まだ応募をしている会社にエントリー。
( はたからみるとヤケを起こしたとしか思えないw )
そして、いちお
海保や船舶動静情報に関する職につけることにはなったのです。
自己分析を本気でじっくりやった結果…
ぼくは文学部だし
海洋学や軍艦マニアって
ことはなかったです。
ただ海を感じられる就職先が
やっとのことで得られた点に
それなりのうれしさはありました。
そのうれしさの根源は
「会社」や「職」に対する満足感ではなく
自分の進路を
自分だけのアプローチ方法で
自分の軸でひとりで決めたんだ
という達成感!!
これを初めて得たという点です。
初めて自分でものごとを
きちんと選択した瞬間
だったかもしれないです。
ふり返れば、
皆行ってるから塾いく。
先生も親も友達もそうだから
公立高校を受験する。
皆行くから大学いく。
皆と同じなら何でもいい。
皆がそうなら、なんか安心だし。。。
親が言うんだから何かあれば
親のせいにできるしな。
と甘えきっていた十代。
そんな過去に決別の瞬間。
しかし、今回は
「自分が全責任をかけて下した選択は誰がなんと言おうと正しくなる、僕にとっての正解となる」という新しい成功体験
を得たわけです。その方が内定を得たことよりも大きな感動となっているのです。
つまり、
自己分析の目的と効果とは
自己分析をやりぬいておくことで
選択した進路に対する
絶対的な自己肯定感を
抱けるようになるということです。
これが自己分析をする目的であり、真意であり、効果なのです。
自己分析は就職するためのステップのように扱われるので、良い会社や職種を見つける為の手段と思われがちですが、
次のステージであなたらしくいれるように自身を安心、納得させる行為といって過言ではありません。
実はこれくらい壮大な意味、価値があったのです。
まとめ:就活-自己分析経験で得た気づき
①:自分と対話し自分を定義しやすい「問い」を生み出す行為が自己分析
・おススメの「問い」・・・『何をしているときの自分が好きか?』
・もっとおススメの「問い」・・・『誰の為に、何をしているときの自分が好きか?』
┗(“誰”“何を” の部分をしっかり過去を振り返った結果として導きだせれば、おのずと職種や仕事内容の視点が定まってくる。)
②:自己対話のやり方は、感情年表グラフが最適
③:自己分析の果てに得られるものは、内定よりも価値のある・・・
・圧倒的な自己肯定感(幸福感)と
・今後もブレない自分の軸
である!
最後に、このシューカツ時代に得た気付きや、今の自分にも活きている思考のクセなどダイジェストで整理たのでご覧ください。
1. 自分で目一杯悩んでもがいているということは、それだけで「自分の人生を生きている」という実感に値する。悩んでいるときこそ自分らしさをみつけるチャンスだ!
2. 人生は選択の積み重ね。周りの誰かに引きずられることなく一人で選択してみよう!そういう選択は一般論とか常識とか採算度返しで "絶対に正しい"
3. 達成感や成功体験、そういうものに基づかれた新な「ワクワク感」には迷わず飛び込め!
また、こんな世の中になってしまったので、あらためて「好き」を深掘ることの重要性が問われていきています。
最後に!
就活時代に出会っておけたら
と、若者におススメしたい書籍も紹介します。
まさにこのことを伝えてくれていたかの様!自分と向き合うことの大切さや真意が熱いコトバで注ぎ込まれます。ぼくの人生観を変えてくれた一冊でもあります。
紙版もKindle版もあるのでぜひ手にとってみてください。