氷河期世代・ロスジェネ・ポスト団塊ジュニア・プレッシャー世代
どれもかわいそうな響きにくくられるのがぼく(1982生)もふくめた1970〜1987年ごろに産まれた人たちだ。
たしかに難儀な時期もありました。一方で今は家族を養ったりビジネスで成功をおさめてるひともいますよね。
ただコロナも含めこの激変する社会を踊るには、改めてアイデンティティを整理したい世代でもあったりしませんか?
この記事ではぼくら世代の概念を言語化し、同世代のみなさんに勇気のカケラとできはしないかと筆をとりました。
先にぼくなりに「ぼくら世代」のありかたを腹くくったので、それがこちらです。
はじめから上に何か教えてもらう機会はなく、つねに目的を探し求めさまよってきた。
だからゼロベースがあたりまえ世代。
前例踏襲でなく価値観からの構築。
常識を覆す勇気。
挑むことが一歩目でしかないという宿命。
止まったら生き残れない危機感。
はじめっから別の世界、次元での居場所を自らの手で作るしかない世代。
だったら時代をつくるんだ。ゆとり、さとり、Z世代とともに。子どもたちとその先の世代が笑って過ごせる時代を。
ロスジェネじゃなくメイクジェネレーションしなきゃいけないんだ。
えらそうにすみません。
こう思った経緯は以下のふりかえりからなんです。
松坂世代が40歳の2020年
野球選手でいうならまさにこの人。
アラフォー前後の人なら「怪物」という響き、覚えていますよね。
「何者」でもない自分が大物になれる期待なんかほとんど持てずに、GLAYやラルクやELT、SMAPの『夜空ノムコウ』を口ずさむ淡い青春時代ノムコウ側に
「こういうヤツはひとにぎりの逸材さ」
とどこかスネながらも、大人になるのを焦っていたような。
そして必死(氷河期)に大人?になったつもりの社会人になるんですよね。
ぶっちゃけ、バブルってなに?
そうそう。あとから知るんですよね。
幼稚園前ころに
バブル?が弾けて?いたと…
で、
へえ〜っ
と、何がどうよかったのか
どう悪くなったのか
は詳しく考えませんでしたよね。
社会に出てオジサンに
万札でタクシーを停める話とかザギンのクラブの話とかを聞いて過去を知るわけです。
そういうの聞いても、右肩上がりで給料が増えていったり昇級したりするなんて肌感覚で憧れることすらできなかった。
就職氷河期でシューカツを奮闘したひとならなおさらかと。
おかれた状況でいかに豊かさを味わえるか。
その工夫に四苦八苦。
ケータイにカメラが付いて写真がいつでも撮れるだけでどんなに豊かだったか。まさに日常に少し彩りが増えました。
そんなでしたね。
でも、本当は
何よりもほしいのは…
ちょっと歳上の
ロールモデルになるような先輩。
ビッグになってやる!
みたいなアニキやアネゴ
でも、なんでいないの!?
なぜかみんな窮屈に耐え身近な消費とゴシップな恋愛ネタが最高のエンタメに。
ビリーズブートキャンプで汗をかくから、
衣類は
シルキードライmust!
冬はもちろん
ヒートテックmust!
ライトダウンmust!
クロックスはまだまだ現役
デバイスは
買ったスマホが手から離せないよね♪
ケースをデコっちゃうもんね♪
マックもメガマックでもりもり!
う〜ん
これはこれでいい時代!?
なんて思っていたら…
なんと…
リーマンショックで本当の窮屈に
右肩というのは下げるためにあったのか。
ワラをもすがる気持ちで就社し、社会人経験を積み重ね、いろいろ自己実現とやらのイメージが浮かんできて、なかには転職とか考える同世代が増えてきた矢先に何このストップ感…。へたに動くなと感じた派も多いのでは。
ぼくは昇級の話が無くなりましたね。
つかみたいもの、幸せにしたい人が存在していたので窮屈でしたほんとに。
ますます身近な幸せを探求する力ばかりが向上するぼくら!
SNSが救いの一手だったかもしれない
TwitterやFacebookを第一にさわり出したのはぼくらだきっと。学生よりやってたはず。
編み出した幸せやオモシロを
これでもかと投稿し、いいね!をもらいたがる承認欲求の亡者と化すぼくら。
LINE
凄まじい速さでコミュニケーションがアップデートされていく。
そして取り残されるものと乗りつなぐものとで最近は2極化してきたのかなと思うわけです。
新型コロナが働き方改革をした
それを明確にしたのがこのコロナ禍。
もうぼくらは自分なりに哲学や美学を持って生活していた。リズムができあがってる人も、この先のレールを自分で作り上げた人もいたはず。
それをふたたびニューノーマルの名のもとに、生き方を見直し、幸せを定義し直す必要性にかられることになったんです。
ステイホームは、若かりし頃のホームとは事情や規模も違っている年齢になりました。
エンタメ三昧できるわけもなく、命も守りながらのライフワークと命を育むための在宅ワークをこなします。
気づかなかった価値観に出会ったり
大切なものの順番がかわったり…
だから今こそ豊かさや幸せを
改めて整理して言語化すべきなのではないでしょうか。
こんな時こそぼくらは最強
でも、今までだって
よく考えればそうだったじゃないか?
信じたレールは錆びていて。
脱線し、さまよい。
それでも居場所をみつけ
その中で幸せをつかみ、かみしめ
仲間にシェア(自慢!?)しあってきた。
「競争」でなく「共創」という戦い方を知っているはずなんだ。
ぼくらの世代は先頭を切って新しい社会、時代を共創できると確信しています。
2020年が終わると感じ、ふいに自分を勇気付けたくもあり、つらつらと書いてしまいました。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
もし同世代であられるならば、共に健やかな2021年をおくれますよう願っています。