こんにちは。
ヤマサンです。
今回は、ぼくもいつも悩みがちな上司論を少しします。
皆さんもこんな悩みはありませんか?
- 自分は良い上司だとメンバーから尊敬されているのか実は不安…
- このままのやり方でメンバーはついてきてくれるのか、結果が出せるのか、自信を持てない。。
- 部下の見本になれているかなぁ?部下の成長に貢献できているかなぁ?
こんな不安を解消できる方法やヒントをお届けします!
ぼく自身、14年間3つの会社内でプロジェクトリーダーや組織長、マネージャー、新卒育成など携わってきました。
まさに部下を抱え、リーダーシップを発揮しなければならなく、こういった不安は尽きなかったわけです。
ダメな上司にならないようにと、試行錯誤してきた中で得た気づきや学びをもとにお伝えしていきます。
この記事でわかること↓
ではさっそく、陥りがちなダメ上司パターンとその変え方を見ていきましょう!
ダメな上司の言動とは
「何やってるんだ!」
「勘弁してくれよ!」
「どうするんだよ?このあと?」
「言い訳はあとで聞くから状況を端的に教えてってばよ!」
こんな風に上司は部下の失敗や果たせなかった結果を目の当たりにした時に、そこに部下がいるのにストレートに感情(落胆・怒り・焦り)を漏らしがち。
これは典型的なダメ上司パターンです。
もちろんわかります。
こちらも本気でやっている仕事だし「そんなことで…」と思いたくなるような信じられない失態には反応、反射せずにはいられませんよね。
指導、育成をしなければいけない立場から、つい高ぶって発言していたり、権威性を保つ為にパフォーマンスとしてと言うタイミングだったりと様々あるでしょう。
ただあなたも分かっているはずです。
帰り道で昼間のことを後悔した日もありますよね。
あのタイミングで言わなくても良かったな…
みんなの空気を重くしてしまったな…
あの言い方は我ながらひどいかもな…
などと。
実は部下やメンバーからしてみたら上司の感情というのは、起きてしまった事実以上に心に残りつづけるものです。
・相当がっかりさせてしまったな…
・機嫌損ねたままだろうな、次関わるの嫌だな…
・信頼失ったよなきっと…
・・・
こんなネガティブなモヤモヤがしばらく付きまといます。
部下はこれが続くと上司のことを「心理的負担」認定しちゃいます。
失敗を恐れるようになるため、あなたの元でチャレンジングに活躍する姿も減るでしょう。
つまり、悪気はなくてもダメな上司となってゆくのです。
こういう風にならない為の対処法のひとつはこれです!
ツーストライク ワンボール
とにかく起こった現象を冷静に受け止め、最初は部下への「共感」「感謝」「承認」といった種類のコトバを発していくのです。
それも、2つ伝えるのです!
以下から2つ組み合わせるのがオススメです。
- 「そっかぁ、残念だよね。くやしいよね。」
- 「そうとう焦ってるでしょ。まずは落ち着こう。」
- 「ありがとう!すぐ気付いてくれてよかったよ。」
- 「こんな言い出しづらいこと即報告できるなんて成長はしてるってことだな!」
- 「私も同じ気持ちだ、頑張ってるのは知ってたからね。」
- 「原因まで見えてるなんてさすがだ!なら早めにリカバリーできそうだ。一緒に練ろう!」
部下が【褒められた】【認められた】と少しでも感じられるように、心の安心ゾーンにストライクを2球たてつづけに放り込んでください。
(相手の胸の真ん中に心地よい温かい光の球筋が入っていくのをイメージしてみてください!)
その次に、
・指摘したい修正点
・再発防止はどうすべきかという問い
・なおしてほしい課題点
を率直に投げかけてみてください。
まず部下は、上司の器の広さと自身の成長への責任感との両方を感じ落ち着きます。
そして部下側も、感情的になることはなく、指摘された点について建設的にとらえ、再び意欲的になります。
最終的にあなたの事は「頼れる存在」として認識されます。
上司の存在が「心理的安全」になってゆくのです。
ポイントは伝える順番です。(ここは絶対に逆にならないように!)
先に2つ褒めてから3つ目に叱る
このことを「ツーストライク ワンボール」と覚えておいてください。
それでもといざと言う時、この順番で接することができないなら、それは冷静になる余裕を失っているという「体調不良」です!
ここまで頑張ってきたあなたの資質不足や経験不足ではないです。
疲れすぎていたり、休養不足、栄養不足が原因と考えます。
なのでまずはあなたがきちんと休み、ぐっすり眠ったりおいしいものを食べたりし、心の余裕を取り戻しましょう。
次に陥りがちなのがこのパターン。これもダメな上司認定されるので避けたいところ!
ダメな上司の行動とは
「独り言が多い」
「ため息が多い」
「貧乏ゆすりする」
「画面に向かって舌打ちする」
「ボールペンをカチカチする」
「引き出しを音を立ててしめる」
「書類を投げおく」
「足組み、腕組みしながら対峙する」
「エンターキーを押すのが強い!」
意外とひとつくらいは無意識でやっていたりしませんか?
ぼくは次の予定や会議に追われてたり、結果に煮詰まってるとペンをカチカチやっちゃうようです。
単なるクセでは済まないのが上司という立場と心得ることがポイントです。
実は、あなたが思うよりも3倍くらいメンバーはあなたの一挙手一投足を見ています!
何気なく なんてもんじゃないです。
「意識的」に見ています。
・今話しかけても迷惑じゃないか。
・何か盗めるものはないか。
・アピールするチャンスはいつか。
・今どんなことしたら喜ぶだろうか。
・手伝えることはないか。
自分の上司である以上、力になりたくて認められたくて、憧れたくて。
そんな眼差しを意外と向けてくれているものですよ。
だからこそ
上機嫌ならやらない(ならない)だろ!ということを「やらない」
と決意しましょう!
つまり、意識して常に「上機嫌」でいるということです。
機嫌はコントロールする!
これが上司の最も重要な仕事と言ってもいいです。
- 清々しく挨拶する。
- 話しかけられたら身体を相手に向け聞く。
- 笑顔に努める。
- ゆっくり歩き、モノを雑に扱わない。
- メンバーの良いところを探そうとアンテナを張っている。
こんな風にいつも上司が居てくれたら何でも相談しやすいだけでなく、部下は活力と想像力を膨らませ自発的に仕事を進めることができる程、職場に安心とゆとりがもたらされます。
もうおわかりでしょうか。
ダメ上司的な発言や行動をしないために一番大切なこと。
それは
ゆとりを保つこと
これは身体的なゆとりと精神的なゆとりとの両方を持つことです。
ゆとりを手にするためにとるべき習慣はふたつです。
健全な精神は健全な肉体に宿る
ゆとりはベストなコンディションじゃないと保てない
当たり前なんですけど、そういうことです。
①良い上司は質の高い睡眠をたっぷりとる
②良い上司は規則正しく食事をとる
この二つを徹底するだけで良い上司になれます。
ぼくは必ず8時間睡眠をとり、朝ごはんを抜かないようにしただけで
- メンバーの良いところに気づけるようになった
- 就業中落ち着いてニコニコしていられるようになった
この二つの変化を得ることができました!
この変化だけで前述したようなダメ上司的発言や行動が起こらなくなったんです!
いろいろなビジネス書を読みあさったり、研修を受けたりもしましたが、結局いきついたのは人として超キホン的なことだったのです。
つまり自分という生モノを、物理的に一番新鮮かつ良質にするために必要なことをすれば、部下にとっても接種しやすい品質となり「良いモノ」として受け入れてもらえるということです。
ちょっと味気ない表現に聞こえるかもしれませんが、人間関係とは、人と人が向き合うという場面の連続なわけです。
褒めてくれたり、上機嫌で安定していたりする人のもとの方が、関係性の質は高いに決まっています。
それが結局、信頼関係となり成長意欲となり、意識と行動が変わり成果も変わってくるということなのです。
いかがでしたでしょうか。
ゆとりを保つという、わかっちゃいるけど一番難題かもしれない「上司のたしなみ」
まずは自分のコンディションを第一に考え暮らしてみる。
それが究極的には、部下にとっても良い影響になるんだと思い込んでみてください。
よく眠り、よく食べ、健やかに上機嫌に今日もメンバーと過ごせることを願っています。
以上、ダメ上司認定されないためのぼくなりの上司論でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(以下に、褒め方や機嫌の保ち方、規則正しい生活について学べる本のリンクを貼ってます。ゆとりを一層まとうために!上司のための珠玉の3冊です!参考になれば幸いです。)
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