この記事では
仕事や勉強、
スポーツや芸術
などにおいて
成果を求めて頑張っているのに
なかなか結果が出ない状況が
続いている時に
そこから抜け出す方法を
お伝えしたいと思います。
- 今まで上手くいっていたのに急に結果が伸びなくなった
- 自分より周囲の方が結果を出すようになり焦ってきた
- いろいろ試しているがスランプを脱することができずやる気を失っている
こんな状況で困った経験は
誰もがあるのではないでしょうか。
ぼくも、
受験勉強で模試が伸び悩んだり
部活でなかなか実績を上げられなかったり
営業目標を達成し続けられなくなったり
「これはスランプかな。苦しい……」
と頭をかかえたことは数知れず。
でも、今からお伝えすることを
実践するようになってからは、
スランプに陥ることはほぼなくなり、
仮になったとしても一瞬で
抜け出せるようになりました!
いろいろと本を読んだり、
トップアスリートがとりいれている
方法を試してみたりと
今までの試行錯誤の結果
♪これが一番大事だよね♪
と心底実感した方法です。
冷静に「結果」そのものを4つの観点別に客観的に分析
- 能力
- 努力
- 難易度
- 運
これが出来るようになると、
スランプから脱するだけでなく、
自分のさまざまな悩みが
ちっぽけに思えたり、
大切なだれかに
とても励みになるアドバイスを
与えられる様になったりと、
個人としても成長できるので
ぜひ取り組んでみてください。
●スランプ=結果がでない その要因
まず、結果に恵まれない
いわゆるスランプ状態の時ほど
どうしたら抜け出せるか、
何をしたらよいのか、
といちはやく現状を変えたくて、
HOW (方法論)を焦って模索しがちに
なります。
かなりひっ迫した精神状態
でもあるので、落ち着いて
結果の出ていない要因を
さぐる余裕もないのかもしれません。
(ぼくはすぐ藁をもつかみたくなっちゃう気質です。)
でも、やっぱりその要因を
抑えておかないと
脱することはできません。
まずは、しっかり自分の
これまでの歩みを肯定、
自画自賛しながらも、
現状を客観的に分析しましょう。
分析する時の観点は
次の4つです。
ぜひ、ひとつづつ自分に当てはめ
スランプの要因分析をしてみてください。
「相撲で負けた」という事例で要因分析を説明します。
①.能力
あなたの相撲における実力において
筋力や、技の知識、
コンディション、モチベーション
が「勝つ」に値する領域に
達していないかった。
そう振り返りできるなら、
敗因やスランプの要因は、
シンプルに「能力の不足」
となります。
②.努力
大事な一戦までの期間、
昨年と比べると稽古の量が
すくなかったのかもしれない。
先月と比べると走り込みの
手を抜いてしまったかもしれない。
栄養管理、睡眠管理が先週は
雑になっていたかもしれない。
こういった“行動の後悔”が浮かぶ
ようであれば、
敗因、スランプの要因は、
「努力の不足」であると言えましょう。
③.難易度
どう考えても、
対戦相手の組み合わせは、
今までに比べ、
格上の力士との対戦が
続いている。
相手の実績や経験、
数値情報などどうみても
論理上、自分に勝ち目は
ないにきまっている。
という具合に、
相手や状況、環境に
敗因やスランプ原因があるとしか
思えない場合は、
その取り組みの
「難易度が合っていない」という
だけかもしれません。
④.運
取り組み中にまわしが取れた。
虫が口に入った。
コンタクトがズレて。。。
相手が先に手をついていたのに
行事が気づかなかったし。
こんな風に、明らかに
運が悪かっただけで、
それが無ければ絶対に違った
結果にできていたという
怒りさえ湧いてくる場合は、
単に「運が悪かった」という
だけでしょう。
ただし、運なので、
いつも分析結果で④が
続くという事態は、
運のせいにしているあなたが
いるだけなので、
本当の好転の機会は
①~③にあると思いなおして
①~③を掘り下げるようにしましょうね。
はい。
このように、ひとつの「結果」
に対して、
要因分析する切り口が違えば、
その体験を受け止める
自分自身の解釈すら
変わってしまうという点が
おわかりいただけたかと思います。
スランプにおちいったかもしれない
とやみくもに練習量を増やす人は、
②努力 が要因だと勝手に判断し
もっと頑張らなきゃ勝てないのだ
と解釈してしまう。それなのに
次の戦いでも負けという結果になる。
おそらく、努力のせいじゃないですよね。
①.能力や③.難易度の観点でも
自分を冷静に分析してみると、
次にとるべき行動が違ってくるかも
しれません。
テクニカルコーチにアドバイスを
もとめに行くのか。
はたまた、今シーズンはこの結果が
妥当だと腹をくくり、
来シーズンの適切な目標設定を
するかもしれません。
スランプに陥ると
焦りや不安にかられ
ジタバタしたくなりますが、
冷静にこれまでを振り返る習慣を
持てるようになりましょう。
●スランプ要因を分析する習慣
が大切だとお伝えしてきましたが、
この習慣というのは
何も、上手く結果が出てない時
だけに限らず続けたい習慣です。
上手くいっている時も
ぜひ、この4つの視点で
自身の結果を客観的に
分析してみてほしいです。
このメリットは
分析した結果、
正しい(結果にちゃんとつながる)ベクトル
で次への行動ができるようになる。
分析した結果
自分の悪い癖、良い癖の
両方を認識できるようになる。
という点につきます。
つまり、スランプを抜け出すのが目的
というよりは、
自分を成長させるための習慣と
とらえてほしいです。
成長すれば現状から脱するので
文字通りスランプからは
抜け出していますので。
つぎの言葉を習慣の獲得と
あわせて覚えておいて下さい。
「成長できる人は振り返りをしている人だけである」
成功したり物事が上手くはこんだり。
連勝している時も
それがまぐれでなく、
自分のもしくは外部の
何によるものが大きいのかと
さっきの4点で分析できていれば、
他の挑戦シーンが訪れた時、
自分の強みの発揮どころを
計算してスタートできたり、
もっとも結果の出やすい
状況を作り出すことが
できたりします。
大成功している人は
成功タイミングの振り返りも
絶対にわすれずに、
むしろそこから自分に有利な
次のフィールドに参戦しています。
さらに、この分析手法や
振り返り習慣がものになっていると、
誰かが悩んで行き詰っているときに
的確にアドバイスも出せる自分が
いることに気づけます。
人間として成長することが
できていて、人の役にたっていくのです。
もしかしたら結果が出てない時
というのは成長するチャンス
かもしれませんし、
この後よりいっそう輝ける尊い
事象なのかもしれません^^
●スランプを脱する最初の一手
ここまでお読みになって
もうお気づきかもしれません。
そうです。
スランプというのは
あなたの心が勝手に作りだした
幻影にすぎません。
どこかの誰かが、
結果が出ないことの連続を
スランプと言い表しただけです!
しっかりと自己を保って
連続していようが単発だろうが
上手くいく、いかないに限らず
「結果」に向き合う習慣と
「向き合い方」を知っていれば、
スランプなどという現象は
この世に存在しないというわけです。
なので、
スランプを脱する最初の一手は、
スランプかなぁと感じたら……
『スランプなどない、ない!
さて、この結果をどう受け止めるか
自分自身とあとでゆっくり
対話しよう!』
という風に、
あたまの中からスランプという
現象イメージを消し去ること
をしてください。
これが最初にできれば、
8割がた、脱したも同然です。
好転にむかって1歩
踏み出せています。
立ち止まれた自分を
褒めてあげましょう。
●まとめ
もしあなたが、
良い結果に恵まれない
スランプかも
うまくいかないと悩みだしたら、
冷静に「結果」そのものを
4つの観点別に
客観的に分析しよう
- 能力
- 努力
- 難易度
- 運
今回の「結果」という体験を
この分析を通して
どういう「解釈」を与えるか、で
体験を経験値に変えましょう。
そうすることで正しい方向の
次の一手に出会えます。
この分析&振り返る習慣は、
Badな結果だけにかぎらず
上手くいった時も実践し、
いろんな自分に出会い
成長をしていきましょう。
以上となります。
スランプなんてありませんよ!!
結果の解釈が
体験を良い経験にも悪い経験にもし、
自分の成長いかんもそこで決まる
というおはなしでした。
さいごに、勝負ごとがひかえているかたに読んでいただきたい本を紹介いたします。ここからもスランプという現象の解釈のしかたと同様に、勝負への解釈のしかた、哲学、美学が学べます。ぼくはこの本のおかげで仕事の営業成績がトップになれたので、本当に心の持ちようって大事だなと痛感しました。ぜひ読んでみてください!
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